ごあいさつ
耳鼻咽喉科の患者さまは乳幼児からご高齢の方まで、非常に幅広くおられます。
今までの経験を生かし、病気だけを見るのではなく、病気が起こった原因、体質を見きわめ、
各々の患者さまに応じた診療に当たれるよう努めております。
当院では従来の医療に加え、漢方や鍼治療などを用いた東洋医学的治療を駆使し、早期の症状緩和に努めております。
また、街のホームドクターとして安心して治療を受けられる様、ふれあいを大切にしたいと思います。
耳鼻咽喉科の患者さまは乳幼児からご高齢の方まで、非常に幅広くおられます。
今までの経験を生かし、病気だけを見るのではなく、病気が起こった原因、体質を見きわめ、
各々の患者さまに応じた診療に当たれるよう努めております。
当院では従来の医療に加え、漢方や鍼治療などを用いた東洋医学的治療を駆使し、早期の症状緩和に努めております。
また、街のホームドクターとして安心して治療を受けられる様、ふれあいを大切にしたいと思います。
神無月、神楽月。霜月
7日立冬、15日七五三、23日勤労感謝の日
紅葉の見頃な季節を迎えます。急に冬の装いになってきました。温暖の変化が激しく、風邪に注意です。インフルエンザの患者さんも出ています。疲労から風邪ひくことが多いです。肩こり、首凝りがひどくなると、首のリンパがつまり、風邪引きやすくなります。また、首凝りから、めまいを起こしやすくなります。その予防に上半身のストレッチが大事です。冷えに対しては下半身を冷やさないようにします。上半身は薄くて暖かい素材のものを選び、肩こりを防ぎます。温かい食べ物、飲み物を摂るように心掛けましょう。
10月、神無月、長月、秋の日、
1日 衣替え、10日 建国記念日
朝夕は秋風が吹き、暑さともお別れの時が来ました。これからは空気の乾燥との闘いです。
食養生から乾燥を防ぎましょう。しょうが、ねぎ、大根、みつば、しそ。葛きり、こしょう、れんこん、梨、みかんなどを摂るようにしましょう。空気の乾燥から、風邪を引きやすくなります。風邪ひかないように気をつけないといけないです。秋の花粉も飛んでいます。注意しましょう。インフルエンザの早期の流行が予測されています。ワクチンの製造が例年より少ないので、予防接種の早めの予約をお願いいたします。
8月 葉月
6日 広島原爆の日 9日 長崎原爆の日。7日 鼻の日。11日 山の日。15日 終戦の日
1年の中で1番暑い月を迎えました。今年は7月から猛暑で天候も不順です。地球温暖化の影響が影響しているのだと思います。もう1か月半、暑さ対策して、夏を乗り切りましょう。更年期以降、ほてりの強い方も辛いです。汗かきで後で冷えて体調の悪い方など漢方薬で症状を軽減できます。ご相談下さい。
この時期はアレルギー鼻炎の方は比較的、症状が出にくい月にもかかわらず、ハウスダスト、ダニ、温度変化で調子悪い方もおられます。
暑さで体がだるい方は朝少しぬるめのシャワーを浴びると気持ちが持ち上がり、動きやすくなります。105歳まで御存命だった塩谷信男医師の酸素を最大効率で簡単に取り入れることができる呼吸法「正心調息法」をお勧めします。体調がよくなるとイメージして丹田に酸素を取り込む、体の悪いものを出すイメージでする呼吸法は素晴らしいです。皆さんも試して見てください。
7月 文月、水無月 梅雨明け、海水浴、夏祭り、夏休み、花火、扇子
1日、海開き、山開き 7日、七夕、小暑 17日、海の日 25日、土用の丑の日
梅雨の最期で大雨の日が続きます。めまい、急性耳鳴りの方が多いです。高温多湿のせいか身体が硬い方が多いです。梅雨時期は特に体調が崩れやすいですので、毎日、自己ケアーすることが大事です。シャワーでリンパのあるところ、首、前胸部、脇、鼠径部をあてましょう。足湯、腰湯は毎日しましょう。冷房で下半身が冷えています。花粉は余りない時期になります。PM2.5、黄砂も少ないです。これからは暑さ対策です。今年は猛暑の予想です。麦茶にハチミツと少量の岩塩を入れると熱中症予防になります。
6月 水無月
衣替え、入梅、父の日、夏至。鰹、鮎。果物の花が咲く時期。祝日がない月。
6月は湿邪との闘いの月です。湿度が高いと湿邪が身体に入りやすくなります。体や頭が重だるく、体の動きが悪くなります。めまいが起こりやすい季節です。内湿は胃の機能低下することで身体の内側から生じるものです。倦怠感、疲労感が強く現れます。外湿を防ぐ食物は紫蘇、もやし、春雨、お茶。内湿を防ぐ食物はしょうが、とうもろこし、いんげん豆です。冷たい食べ物は血流が悪くなり、体がむくみやすくなるので避けましょう。シャワーだけでなく湯船につかって体を温まりましょう。適度な運動で血流を良くしましょう。
5月 皐月(さつき)
1日、メーデー。3日、憲法の日。5日、子供の日。12日、看護の日。14日、母の日。
5月は色々な花が数多く咲く月です。4月は温度の変化が激しかったですね。5月はいい季節なのですが、五月病にかかりやすい時期なのです。五月病は新年度、新学期に環境の変化から職場や学校で新しい環境についていけなくなり、意欲がなくなり、気がおちる病気です。身体の症状は疲れやすい、朝起きれない、めまいがする、頭痛がする、おなかが痛い。心の症状はやる気がない、イライラする、不安感、不眠などです。
五月病にならないように、ストレスをためないことが大切です。半身浴、軽い運動、季節の食材を摂る、朝の深呼吸など心してするようにしましょう。症状が改しない時は診察を受けましょう。
イネ科の花粉が飛び出しています。花粉症の方は注意して下さい。
4月 卯月 春の日 入学 花見
桜の開花便りが聞こえてくる時期になりました。
春になると気温の上昇に伴って、自律神経のバランスが変わり、身体が変化します。
漢方では自律神経は肝が司る。春は環境の変化、気温の変化、風邪(花粉,ほこり、pm2.5、黄砂など)が多いため、肝に影響しやすい。特に冷え性の人は自律神経のバランスをうまく取れないので、体の不調が出やすい。温かいお茶、酸味のある果物、季節の野菜を摂るようにしましょう。軽い運動もするようにしましょう。早寝早起きをしましょう。
この時期は特に体調管理が大事です。
3月 弥生
3日雛まつり、21日春分の日
寒い中にも、梅の花が咲き始め、春の訪れを感じる頃となりました。
3月末には桜の季節となります。桜は春を感じる日本の花の代表です。
寒い時期に体が硬くなっています。特に中高年の方は筋肉ほぐしの体操、ぶるぶる体操をやり始めましょう。急に体を動かすと中高年の方は筋力がないので、腰痛、肩こり、頭痛が起こりやすいです。心身のバランス調整に頭蓋仙骨療法、音叉療法をしています。関心のある方は御相談下さい。
スギ花粉も3月からは本格的な飛散になります。今症状が軽い方も予防薬を早めに取りに来てください。インフルエンザの流行中です。B型も出始めました。一度かかっても安心できません。うがい、手洗いの励行してください。
2月 如月・きさらぎ
3日節分、4日立春、11日建国記念の日
梅、椿、さざんか
1年で一番寒い月ですが、季語では春です。
寒さで体が縮こもり体中が固い人が多いです。こんな状態ではリンパの流れも悪く、風邪を引きやすくなります。首の血流が悪く、急なめまいを起こす方をみかけます。
耳のひっぱりなどして、首の血流、首のリンパの流れを良くして下さい。
風邪を引きにくくなります。トレッチ体操をしましょう。
インフルエンザの流行が最盛期に入りました。十分な睡眠、温かい食事をとりましょう。
スギ花粉が飛びだしました。早めに予防薬を取りに来てください。
新年、元旦、雑煮、成人の日、寒稽古
明けましておめでとうございます。
酉年、羽ばたく年になって欲しいです。新たな気持ちで1年をスタートしましょう。
お正月は暖かく過ごしやすかったですね。pm2.5が12月から飛んでいます。
アレルギー症状が出ている方も見られます。これから、本格的な寒さがやってきます。
空気が乾燥してきます。粘膜も乾燥すると、風邪をひき易くなりますので、湿度計を置き、50%を維持するように加湿器をつけましょう。湿度は上げ過ぎると結露とカビの増殖を促します。
冬休みはじっとして、食べるばかりの状態から、本来の生活にもどりましょう。正月料理は塩分の多い食事が多かったので、あっさりしたものを摂るようにしましょう。
2月からはスギ花粉が飛び出します。早めに予防薬を取りに来て下さるようお願いいたします。
12月 師走、極月
冬、炭。鍋物が美味しい季節です。
インフルエンザが流行し始めました。寒気がしたら、温かい食べ物をとり、発汗させてウイルスと戦いましょう。睡眠不足をさける。夜は唾液の分泌量が少ないので、寝る前の歯磨き、うがい。睡眠時にマスク装着し、口腔内の乾燥を防ぐ。加湿器をつけ、湿度50%を保つ。
朝は寒くても、窓を開けて、新鮮な空気を入れ替えましょう。
朝日に向かって、深呼吸して、良い気を取り入れましょう。首をさすり、リンパの流れをよくして、風邪の予防をしましょう。入浴の仕方を紹介します。湯船にお湯をはらずに、体を洗って入る。シャワー全開でまず、足から外側を上から下、内側を下から上に、足の付け根もかける。次に後頭部から首、胸にかけて2~3分お湯をかける。脇の下もかける。その後、溜まった湯船に半身をつける。風邪で入浴しない時も足湯につかってから寝るようにしましょう。足湯が体のデトックスになります。
霜月、神無月、初霜
3日文化の日、15日七五三。
10月は気温が高く、その日の温度を見て、衣類を決めないといけない日々が続いた。しかし、10月下旬は急に寒くなり、過ごしやすい秋が短いと感じた。3か月の気象予報は気温は平年より低い。ずっと暖冬だったので、例年より寒いとはかなり寒く感じるということだと説明していた。暑い夏も、寒い冬も乗り越えなくてはならない。温度変化に体がついていかない。気功などの呼吸法、478呼吸法などして、自律神経を整えましょう。
秋の花粉が飛散しています。中旬まで注意して下さい。インフルンザの予防は接種早めにしておきましょう。
神無月。長月。秋晴れ。衣替え。体育の日。
9月は台風の影響で雨が多く湿度が高かったため、体調を崩されている方が多かったように感じました。真夏の暑さより体がこたえて、体が重く頭痛、めまい、耳鳴りの症状がでるなど。
さて10月に入りましたが、まだまだ暑いです。しかし中旬以降、秋の訪れが来ると思います。この時期は乾燥して、その影響が肺を主とする呼吸器に出てきます。それから喉、鼻。さらに皮膚にきます。漢方では肺と大腸とは表裏関係で便秘になりやすいです。
秋は気の勢いが外から内にかわるので、かぜをひき易くなります。潤す食物(米、はちみつ、いも、果物)、旬の野菜、魚が美味しい時期ですので、これらをとるようにしましょう。
皆さまが元気で年を重ねることができて、幸せに過ごせることを祈ります。
9月 長月、防災の日、月見、敬老の日、秋分の日
猛暑日から一転、秋の気配となりました。台風が次々と発生し、被害がでています。
秋の養生は薄着をしない。かぜを引かないよう気をつけましょう。激しい運動は避ける。気持を穏やかに保つ。温かいものをとり、胃を助ける。果物は体を冷やすのでとり過ぎない。ミネラルの多い旬の野菜を食べる。当たり前の事なのですが、心がけて実行して下さい。二学期が始まりましたが、夏の疲れが残っている人も多いかと思います。運動会の練習で体調を壊さないように早寝早起きしましょう。
前回も書きましたが誰でもどこでもできる「耳ひっぱり」をして、気の流れをよくしましょう。
8月 葉月、夏休み、お盆、花火大会、海水浴、お墓参り。
やっと梅雨も明け、体が重い状態から解放されました。しかし、猛暑日が続く季節になりました。特に熱中症に注意です。暑さで免疫が落ちていますので、夏風邪をひき易いです。
食欲が落ちて好きなものだけ食べていると、ミネラル不足になり体がだるくなります。
夏野菜のトマト、ゴーヤ,冬瓜、カボチャ、枝豆、おくら、茄子、とうもろこしなどを摂るようにしましょう。果物はすいか、イチジク、桃などを食べるようにしましょう。
暑さ対策に帽子、首冷却タオル、飲み物の携帯は必須です。
耳のマッサージなどして、気の流れを良くして、暑い夏を乗り越えましょう。
文月、七夜月、七夕
1日 海開き、山開き、7日 七夕。
日本の夏は大変蒸し暑く、しのぎにくいと言われています。高温多湿という日本の気候は湿邪に侵されやすい。水分の排泄がわるく、体内に余分な水分を抱え込んでしまいます。漢方では水分過剰な状態を水毒症といいます。
梅雨が明けると本格的な夏の到来です。一年中で最も体力を消耗する季節となります。
○熱をさまし、潤いを与える食べ物を食べましょう。すいか、きゅうり、冬瓜、ゴーヤー、レンコン、トマトなど。
○気を補う食べ物を積極的に食べましょう。うなぎ、海老、豆類、ねぎ、しょうが、山芋など。
○冷たいもののとり過ぎに注意しましょう。
○朝夕に外気に触れる時間を持ちましょう。
○こまめに休息をとり、睡眠不足や過労に注意しましょう。
○コップ一杯の水分補給は室内にいても、起床時、昼、寝る前に必ず取る。(睡眠時に200ccの汗をかくといわれています。)
○水分補給はがぶがぶ飲むより、こまめに飲みましょう。
水無月、皐月。夏至。父の日。梅雨。
梅雨はじめじめした湿気が「風邪」して、身体の不調の原因になります。
雨が降る前に頭痛がする。この時期、頭が重い。めまいがする。身体がだるい。これは身体の水はけが悪くなって起こる症状です。特に日本人には多い体質です。快適に過ごすには水分を取りすぎない、食べ過ぎはやめましょう。ただし、体が要求する水分は取りましょう。お酒やお肉、脂っこいものは控えること、冷たいもの、生ものを避け、胃腸を冷やさないようにしましょう。食材は玉ねぎ、じゃがいも、アスパラガス、紫蘇などがお勧めです。
また、汗をかくことも有効です。しっかり汗が出る運動をしたり、ゆっくり入浴するのがお勧めです。また気を巡らすために、疲れすぎない程度に自分の楽しいことを楽しむのも大事です。
イネ花粉が6月中旬まで飛散します。PM2.5は晴れの日には多くの飛散が観察されています。いつまで続くか予想ができません。
熱中症対策も必要な時期になりました。冷脚できるタオルを首に巻く、ミネラルの多い水を携帯するなどして、自分で予防しましょう。また、暑さに弱い方は予防できる漢方薬があります。なってから服用する漢方薬があります。ご相談ください。
6月1日。
5月 皐月、菖蒲月、こいのぼり、端午の節句、母の日
今年はスギ、ヒノキ花粉が少なかったです。4月末より、イネ花粉が飛び出しました。
pm2.5、黄砂が同時に飛んでいます。温度変化が激しいので風邪に注意です。インフルエンザも見受けられます。
5月といえば五月病です。
4月は環境の変化などのストレスを受け続け、緊張と共に一生懸命に頑張って整えていたリズムが、ゴールデンウィークで崩れてしまうことが多いです。昼間の気温がかなり高くなるため、体が暑さに慣れないうちはだるさを感じます。この心身の不調は自律神経失調が原因のことが多いです。耳周囲のマッサージで自律神経の調整、足湯、腰湯でゆっくりおふろタイムを楽しみ、リラックスしましょう。
5月の旬の食材は人参、かぶは温野菜として取りましょう。胃腸機能を高めます。さやえんどうは水分代謝を促します。みつばはリラックス、わかめはデトックスの作用があります。
4月 卯月、弥生 春めいて気持ちは明るくなる時期になりました。入学式、入社、新学期と新たな生活をスタートする方が多いと思います。
環境の変化、季節的な温度変化などで自律神経失調になりやすく、体調を維持するのが大変な時期です。規則正しい生活、食事、睡眠に気をつけましょう。
今はヒノキ花粉、PM2.5が多いです。洗濯物は室内に干しましょう。
3月 弥生 草木がいよいよ生い茂る月という意味
3日 桃の節句、17日 彼岸の入り、20日 春分の日
急に暖かくなりました。本格的なスギの花粉の飛散が遅れていましたので、短期集中で飛散しますので、対策をしましょう。
インフルエンザもまだ流行が続いています。中旬位まで注意が必要です。
昔から、春は苦いものを食べよと言われています。苦味のある山菜にはミネラル、ポリフェノールなど、細胞を活性化させる成分が多く含まれています。冬から春へ体も活動するための準備を始めるのにふさわしいものです。水菜、うど、たけのこ、菜の花、キャベツ、春菊などを取りようにしましょう。
2月 如月(きさらぎ)
3日 節分、4日 立春。梅。
暦の上では春ですが、1年中で一番寒い時期になります。
インフルエンザの流行も見られます。入試を控えておられる方、気をつけて下さい。
スギ花粉の飛散も始まっています。本格的な飛散は2週目かと思われます。2月上旬から予防薬を服用されたほうがいいです。
漢方医学では、寒い時期は激しい運動はせずに体力を温存して、春に向かうのがいいと言われています。食事も温かい、消化のいいものを取るようにしましょう。
2016年(平成28年)、新年明けましておめでとうございます。
干支は丙申(ひのえ・さる)
1:十二支の9番目、猿。方向は西南西
2:陰気が伸びちぢみする形、一説にいなずま、電光の形
3:伸ばす、からだ、かさねる、 樹木の果物が熟して固まっていく様子を表したもの
豊臣秀吉は申年生まれ?
おさるさんのような行動力を発揮して、元気よく楽しい2016年にしたいですね!
1年で一番寒い時期になります。12月は年末の仕事や学校生活の疲れから風邪を引いた方もおられました。しかし、暖冬でインフルエンザの流行もまばらでした。インフルエンザワクチン接種をした方が例年より、かなり少なかったようです。
1月からはインフルエンザの流行に注意が必要です。栄養、睡眠に注意、体を温かくすることで免疫を上げることが重要です。